漫画「サザエさん」の登場人物になった気分でサザエさん通りを歩くと、レンガ作りのかわいらしい美術館に辿り着きます。
この長谷川町子美術館は、「サザエさん」の作者でしられる長谷川町子さんを初代館長に、1985年11月3日(文化の日)に開館しました。
美術館に展示されているのは、町子さんがお姉さんの毬子さんと収集した、ルオーやシャガールといったヨーロッパの近代絵画から、東山魁夷や加山又造が描いた日本画までの幅広いコレクションです。
また、町子さんの描いた漫画の原画や、絵画、陶人形なども展示されています。
町子さんというと漫画のイメージが強いだけに、違うジャンルの作品をみると新しい町子さんに出会うことができるでしょう。また、サザエさん一家が住む家の模型が置いてあったり、アニメーションが見れるスペースもあるので、美術館の雰囲気が苦手な方でも気楽に見て回れることができるでしょう。
またぜひ手にとってじっくり見てほしいのが、この美術館のパンフレットです。そこでは、美術館ができるまでの経緯を町子さん自身が漫画で書き下ろしています。
このパンフレットを片手に作品をみてまわると、まるで町子さんとお話しながら、美術館をまわっているようです。
ミュージアム・ショップには、サザエさんストラップやマグカップなど、ここでしか手に入らない商品が数多く置かれており、楽しんで選ぶことができます。
お馴染みのサザエさんの雰囲気に包まれながら、長谷川町子さんの人柄に触れることができる美術館です。
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