目黒駅西口を出てすぐ、通りの向かい側右手に見える住友銀行。そのビルの8階にあるのが久米美術館です。
近代の歴史学の担い手である久米邦武と、明治時代に日本に洋画を根付かせた桂一郎父子を記念して設立されたこの美術館では、主にこの二人の作品・資料・遺品が展示されています。
桂一郎が描いた絵は色合いも落ち着いていて、まるで物語のワンシーンのようなモチーフを描いているので、絵をよく観察しながら、お子様と想像力を膨らませてみてはいかがでしょう。
またその他にも、パリに留学した桂一郎を指導し、明治の日本に新しい洋画の世界を作る上で大きな影響を及ぼしたラファエル・コランや、同じ時期に桂一郎と共にコランに師事した黒田清輝の絵も収蔵しています。
こじんまりとしているので、美術館というよりはギャラリーのようですが、来館者もそれほど多くないので、小さなお子さんとご一緒でも安心して絵を楽しむことができるでしょう。
企画ごとに展示内容が変わるので、事前にチェックしてから行くことをお勧めします。
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