「―視覚障害者にも美術作品を―」この美術館は館長である村山治江さんと視覚障害者である息子錬さんのこうした意志から開館されました。
その思いの通り、展示してあるロダンやピカソが製作した彫刻はすべて自分の手で触って感じることができます。
普段目だけを使って作品に接することに馴れてしまいがちな私たちや、初めて美術作品に出会う子どもたちもこの美術館では目を閉じて手で作品を感じ、更には聴覚や嗅覚なども使うことで、体全体で作品に入り込むことができるでしょう。
またこの美術館のもう一つの見所としておすすめしたいのは、美術館の建物のユニークさです。
建築家の内藤廣さんが設計したこの建物自体に興味をもって訪れる人もいるほどです。
コンクリートうちっぱなしの館内はこぢんまりとしていますが、ロフト式で天井も高く、開放感があります。
トップライトからはまぶしい光が注ぎ込み、お天気のいい日には室内にいながらお日さまの光を浴びている気分になり、お昼寝がしたくなってしまうかもしれません。
駅から少し離れているので、のんびり余裕をもってお出かけ下さい。
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- 大瀧 綾
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