にぎやかな渋谷や原宿からは少し離れ、落ち着いた雰囲気の青山・骨董通りを脇に少し入ったところ、
そこに日本と東洋の古美術品を所蔵する、この個性的な根津美術館があります。
古美術品というと、難しく親しみにくいように考えがちです。
でも少し見方を変えて、お茶碗や印篭、根付け、中国の古い青銅器、時計など、わたしたちが今では使わなくなったものたちを見てみましょう。
何に使われたのか想像したり、今でも私たちが使っている道具と比べて、デザインの違いや時代によるかたちの変化を考えてみると面白いでしょう。
また、日本の歴史を習い始めた小学校5〜6年生のお子さんと一緒に目の前の道具が使われた時代のくらしを考えながら作品を鑑賞するのもおすすめです。
そういった会話の中でお子さんから教わることがあるかもしれませんし、お子さんの成長を新たに感じることもできるでしょう。
また、国宝や重要文化財、主要美術品に指定されている作品が数多くあるので教科書で見たことがある作品に出会えるかも知れません。
そしてもうひとつのおすすめ。それは鯉の泳ぐ池やお茶室、ししおどしがある、緑に溢れた広い庭園と、抹茶と季節の和菓子のセットが頂ける喫茶店です。
作品を鑑賞したら、お散歩やお茶をしながら感想を語り合って素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。ただし、庭園のみの利用、小学生未満の喫茶店の利用はできませんのでご注意を。
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