日本民藝館は伝統的な手仕事で作られた生活の中の工芸品の美を発見し、多くの人に知ってもらおうと、
民芸運動の創始者である柳宗悦を中心に1936年に開館しました。
その名前の通りこの美術館には、国内外の陶磁器やガラス器、織物など、人々の生活にもとづいた工芸品が展示されています。
今私たちが使っているものと比べてみたり、何に使うか想像してみたりしながら、
日常の中で使われるものをお子さんと改めてよく見てみると、きっと新しい発見があると思います。
また、年に1〜2回企画展にあわせた内容で、親子を対象としたワークショップを行っています。
工芸品を見るだけでなく、ワークショップに参加することでその背景にもふれられるので、より親しみがわくのではないでしょうか。
この美術館のもう一つの魅力は、都内の私立美術館では2番目に古い館全体の空間や質感を味わえることです。
白い壁や周りを囲む石の塀が印象的な建物は、国の有形文化財にも登録されています。
中に入ると、石の玄関や木の床、手すりなど古い建物の持つ独特の雰囲気を、目だけでなく足の裏、耳でも感じることができます。
普段あまり体験できない空間の中で、じっくり工芸品の形や色に触れてみて下さい。
近くには駒場公園があり、都心とは思えない静かな雰囲気の中でお散歩することもできます。
おすすめカテゴリー
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- 伴 あずさ
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