地下鉄赤坂見附駅から徒歩5分、左手にひときわ目立つホテルニューオータニ。
初めてのおでかけでも見逃すことのないこのホテルの6階にあるのがこのニューオータニ美術館です。
この美術館の収集は、「優れた作品は場所の雰囲気を一変させる」という考えから、
初代館長が画家にホテルの雰囲気に合った作品の制作を依頼し、各ホテルニューオータニに展示したことをきっかけにはじまりました。
この美術館で嬉しいのは、西洋と日本の名画が両方楽しめることです。
私のお薦めは、冬の時期に展示されていたモーリス・ド・ヴラマンクの作品「雪景色」。
彼の描いた、月に照らされる林の中の一本道をみると、自然と背筋が伸びる気持ちがします。
その他にも、日本の近代作家や肉筆浮世絵など、心に豊かな落ち着きをあたえてくれる作品がたくさん展示されています。
また特別展や企画展も年数回開催されます。
ホテルニューオータニと聞くと、フォーマルな印象を受けて少し身構えてしまうかもしれませんが、
受付の方々をはじめみなさんとても親切なので、安心して出かけることができます。
また美術館に行った後には、目の前のお堀の貸しボートがおすすめです。
せわしなく行き交う人々を横目に、赤坂のビルの谷間にゆったりとボートで浮かぶのは不思議な体験です。
お子さんとボートの上で今日見た絵の感想を話し合ってみてはいかがですか。
おすすめカテゴリー
- 絵を見に行きたい美術館
- アクセスのよい美術館
- おすすめ人
- 笠原 佐知子
|