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AACメンバーが、各自の視点からとりあげたニュースをお届けする、Member's Eye。
アートに関わるさまざまな新しいできごとに触れてください。
梅のほのかな香りを感じたり、星座の位置が冬と微妙に変わっていたり、そしてビ− ルが美味しくなってきたり(笑)と初春を薫ることが増えてきました。春を待ち焦がれる気持ちとは裏腹に今の季節の木々がとても美しく目に入ってきます。それは、陽 気があまりよくない白い雲が空を覆っている朝の時間帯。白い空に木々が薄黒く見える瞬間です。版画の作品をみているようなそんな気分にさせてくれます。春を待ち焦 がれる想いが強くあるなかで、ほんの一瞬春を忘れるひとときの報告(独り言)でし た。  横山佳世子

私が美術館に行く時は、お目当ての企画展があって絵画や彫刻を見る目的で行くのはいうまでもありませんが、特に展覧会を見ようと思わないのに行く時も多々あります。例えば、お友達と待ち合わせがある日に、とてもお天気が良かったりすると、「少し早めに出かけて○○美術館のお庭を散歩しに行こう!」とか、だれかのお誕生日に本をあげようと考えた時に、本屋さんではなくミュージアムショップで選ぼうと思ったりなど、絵画や彫刻を見る目的以外に「美術館に行こう!」と思いたち、足を運んでしまいます。その中でも私がよく利用するのが、横浜美術館の美術図書室です。高い天井と大きな窓がとても好きで、ゆったりとして静かな時間が流れている感じがします。そのような空間の中で、時間を気にせず普段探しにくい本を読んだり、自分ではなかなか買えない大型の画集を眺めたりするのは素敵!です。いろいろ楽しめる美術館の施設。利用してみて下さい。......三浦 亜矢子

日常の生活から遠い存在である「学芸員」という仕事。「現代美術」というものが現れてからは、
何が芸術なのかわからない状況でさらに遠い存在になってきているのではないでしょうか?しかし
その職業は芸術が好きで、多くの人に芸術を紹介したいという思いの上に成り立っています。私も
日々芸術に浸っていたいという思いから、「学芸員」にあこがれ勉強中です。12月都内では学芸員
の勉強をしている美大生による現代美術の展覧会が開かれます。「胸キュン」が体験できる田添か
おりの個展「high school tennis」(ギャラリーTOM 開催中12月27日まで)3人のアーティスト
の作品を展示する「note of quartet―クミカエの鼓動―」(コンテンポラリーアートNIKI 
12月16日〜23日)いずれも芸術が好きな美大生によって「現代美術」が紹介されます。わかりに
くいと思っていた現代美術が一歩近くなるきっかけになるかもしれません。・・・白木栄世

●みなさん、「光る泥だんご」を知っていますか?
そう、誰もが小さい頃に一度は作ったことのある泥だんご。それをぴかぴかにしたのが「光る泥だんご」
です。私が初めてその存在を知ったのは学校で見たビデオででした。幼稚園児たちが、夢中になって作っ
た泥だんごを自分の体の一部のように大切に持ち歩いていました。泥だんごの作り方は簡単。ただし根
気を必要とします@土に水を混ぜ、ぎゅっと絞って丸い形を作るA砂をかけてこすり仮皮膜を作ったら、
さらさらの白砂でひたすらこすり続けるB2〜3時間ビニール袋に入れてねかせ、布で磨く
私もこの夏、学童クラブで子ども達とこの泥だんご作りに挑戦しました!これは本当に根気を要する作業
で、最後まで続く子はなかなかいません。時間がなくなってビニール袋に入れたまま何日もほったらかし
…なんてこと。もしょっちゅうでした。でも、自分で作ってみて、ビデオで見た子ども達が片時もだんご
を手放さないでいる理由がわかりました。何時間も磨いているうちに自分の子どもみたいに思えてきて、
「先生さわらせて〜」と言われると、「大事にそっとね。あ〜、落とさないでね!」なんてつい叫んでしまう
のです。子ども達は泥だんご作りを通して、物を作ることの楽しさ、集中力、友達との人間関係、そして
何かをいとおしく思う気持ちを学んでいくのです。
みなさんも童心にかえって久し振りに「泥だんご作り」をしてみませんか?....日山 麻奈
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